エンジニア注目ワード!進化し続ける「3Dプリンター」市場から目が離せない!

3Dプリンター

3Dプリンターに興味はありますか?
ITエンジニアを対象とした「気になる・注目しているワードは何ですか?」というアンケートに対し、AppleWatchの登場で加熱しつつある「ウェアラブル端末」などと並び「3Dプリンター」が上位にランクインしている。
3Dプリンターが世の中に登場し、多々テレビなどで性能を紹介していた時がありましたが、そんな時期もちょっと前だったかなという印象がありますが、エンジニアの中では、現在も色あせることなく、気になっているようです。
ただ、ちょっと前にテレビで紹介されていたころの3Dプリンターとは異なり、現在は性能が進化しています。
進化しつつけるからこそ、常に注目株として、エンジニアの中に残るのかも知れませんね。
今回は、そんな3Dプリンターの進化を遂げた姿を紹介していきたいと思います!

3Dプリンターカフェの登場

3Dプリンターカフェ

登場から少し時が経ち、消費者の中で3Dプリンターがどんなものかと理解された今、顧客獲得のために、3Dプリンターの技術を提供するカフェが登場しました。
・3Dプリンターに興味があるが、使ったことがない。
・馴染みのない技術に、実際に触れて知りたい。
・購入を検討しているが、購入前に一度使ってみたい。
という、エンジニア・建築家などをターゲットとしている。もちろん、エンジニアなどでなくても、ただ面白そうだからという理由での来店もOK!
実際にカフェに開かれているプリンターは小さい模型のデザインやプリントが出来るタイプのもの。気になる料金は時間制となっており、おおよその金額は30分で1,000円ぐらい。1,000円ならちょっと試してみようかな。なんて初心者でも、実際に手が出る金額設定ですね。
現在では、このように3Dプリンターを、気軽に体験出来る施設が多々あります。よくテレビにも出ている「Fab Cafe (ファブ・カフェ)」という渋谷にある店を外から覗いてみたところ、普通のカフェのような雰囲気でオシャレな空間でした。ガラス張りになっているので、中が良く見え、Macを開いてお茶している、お一人様が多くいました。

3Dプリンタを使ったユニークな試み

子供

そんな中、子供の脳波を読み取って、実物のフィギュアを作り出すプロジェクトが、チリのソフトウェアを開発するベンチャー会社から発表されました。
子供の頭に専用のヘッドセットを装着し、脳波を検出し、コンピューターにデータを送ります。脳波を読み取ったコンピューターがモンスターのDNAの形状を決め、それが3Dプリンタにて再現されるというもの。
装置を付けた子供の脳パターンや感情によって、異なるモンスターが生まれるというから面白い!男女でも、全く違ったモンスターの形状になるだろうし、国が変われば、また違うモンスターが誕生するのではないか!?
今後は、モンスターの作品展を開くことを予定しており、作品展の費用を開発費として、使っていく予定だとか…。
このような仕組みは、私達が化石などの情報を元とし、恐竜を再現した原理と同じものだそうだ。
マインドが形となって生み出されるなんて、3Dプリンタでしか出来ないことですし、今後も面白い製品が出てきそうな予感。

3Dプリンタの需要は、医療現場で拡大している

このように、想像しているものを実際の形として作り出すことができる3Dプリンタは、医療の現場でも需要が拡大している。
例えば、義手。
子供の場合、成長が早く、成長に合わせて義手を作り変えなければならないが、3Dプリンタで義手を作ることによって、簡単でありながらフィット性が高く、非常にクオリティの高い義手を安く作ることが出来るようになった。
更には、気管が潰れてしまった赤ちゃんに対し、3Dプリンタで作られたステントを気道に埋め込むことによって、自発的に呼吸することが出来るように改善された。
安く簡単に、骨格や臓器の模型を作成することが出来るので、手術のシュミレーションや、学生達の教材としても活躍が期待されている。
このように、医療現場では3Dプリンタの活躍が注目を浴びている。

更なる進化を遂げた、3Dプリンタが医療現場に帰ってくる!

医療現場

最新の情報によると、今までよりも内部構造が見やすく、より安価な臓器模型を作ることに成功したと、大日本印刷から発表があった。
昨今の大日本印刷では、3Dプリンタを活用したビジネス展開を行っており、今回臓器模型を作成するにあたり、3Dプリンタのデータ補正・出力部分を担当している。
今までの3Dプリンタでは、臓器模型1つに対し、数万〜数十万費用がかかっており、患者に合わせた模型を個々作成することが難しかった。また、到来の模型は、臓器内部の構造部を樹脂で覆っていたため、光の屈折などを受けて、視野性が低かった。
しかし、今回発表されたものは樹脂部分を全て排除。樹脂部分を空洞化することで、より血管などが可視化しやすくなった。これにより、医師同士で手術のイメージを伝えやすくなり、患者への説明も分かりやすくなるのではなかろうか。
更には、到来の3分の1のコストで作成が可能に!もはや、願ったり叶ったりではないか!
このように、3Dプリンタは登場以来、日々の研究によって進化を遂げている。
進化することで需要の幅も広がり、もっと私たちの身近で活躍する日が来るのかも知れないと思うと、非常に楽しみですね!

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