デバッガー

「デバッガー」とは

ゲームでの、あらゆる使われ方を想定し、実際のゲームをプレイしていく中で、細かく動作チェックしてく仕事です。
その際に、バグと言われるプログラムのミスを見つけ、報告書にまとめることがメインの仕事になります。

「デバッガー」の仕事内容

プログラムが正しく動作するのかを、ひたすら探していきます。
同じ敵キャラに向かって全てのアイテムを使い攻撃を試す、数ある全ての街でセーブを試す、低確率で出現するアイテムは、どのくらいの頻度で出てくるのか?など、ひたすらゲームをやり込み、バクを探していく作業のため、かなり根気がいります。
また、長時間連続プレイを必要とする場合もありますので、集中力と体力も合わせて必要になります。
バグを見つけた場合は、どのような手順でプレイをしたら、このようなバグが起きたという報告書を、こと細かく記載することになりますので、ゲームを楽しむ余裕は無さそうです…。

「デバッガー」の需要

ゲームソフト・アプリケーションは時代と共に開発が進み、新たな技術がどんどん生まれています。
新しい開発と比例して、デバッカーの数の必要になってきます。
つまり、ITが日常化しつつある近年で職がなくなるなんてことは、有り得ないでしょう。
デバッカーが、あらゆる動作を予想し、デバックを行ったとしても、発売後にバグが見つかる場合も、中にはあります。
そうなれば、発売した会社の評価にも関わります。
デバッカーはそれほど、会社の重要性に関わる、必要不可欠な仕事なのです。

「デバッガー」の将来性

将来エンジニアになりた!プログラマーになりたい!という人達が、初めの一歩として行うことが多いです。
デバッガーという職業は、地味で根気のいる職種ではありますが、将来のための過程・学びとして、就ている人が多いようです。
プログラミングをかじっている人などであれば、大歓迎で迎え入れてくれる職場ではありますし、実際にプログラミングに触れるいいチャンスになるでしょう。
もちろん、ある程度慣れの必要な作業になりますので、ずっとデバックをやっていたいなんて人も、大歓迎です。

「デバッガー」の年収

デバックには特別な必要スキルはありません。
そのため、パソコンを扱えるなど、IT職種で言うと最低限の部分が出来るようであれば、採用となり、技術的なことは必要ありませんので、年収も低く設定されています。
また、長時間を必要とする作業にありますので、殆どの場合が時給制になり、関わった時間と比例して、年収が上がるというのが現状です。
アルバイトで雇用している会社も多く、時給の相場は1,000円前後が良いとこでしょう。
平均的な年収は250〜300万ほど。
デバッカーとしてもキャリアがあり、かつ正社員雇用ともなれば、300万以上を貰っている人もいるようです。
なお、デバッカーの募集要項は2つに分かれます。
1つは、デバック専門の会社が募集する場合、もう1つはゲームを作った会社が募集する場合があります。
同じデバック作業ではありますが、両者には違いが結構あります。
ゲームメーカーでの勤務となれば、ソフトウェアの発売に合わせて、短期の採用のところが多いです。
しかし、ゲームクリエイターと身近に接するころが出来ますので、ゆくゆくはプログラマーなど技術職を希望する人であれば、オススメの場所です。
一方、デバック専門の会社は、研修制度がしっかりとある会社が多く、ゲームに無知な方でも始めやすいかと思います。
給与面に関しては、どちらを選んでも、さほど変わりはありません。

企業が求める人物像

ゲーム動作の繰り返し作業が、メインの仕事になりますので、何度も繰り返していますが、根気強い人が求められます!
デバッカーになるには、特別に必要なスキルはありませんので、ゲームが好きで、コツコツやり込める人が向いているのかと思います。
プログラミングなどを知っている人であれば大歓迎でしょう。
また、様々な使い方を想定して、あらゆる行動を試す必要がありますので、思い込みで突っ走るより、新しい手法を見つけて、様々試してくれるような、客観的な目線も持つことも必要とします。

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