モーションデザイナー


「モーションデザイナー」とは

モーション=動き
モーションデザイナーとは、主にゲームのキャラクターなどの動きを設定する仕事になります。
キャラクターの性格を表すには、表情や体型以外に、動きも重要な要素を兼ねています。
例えば、子供のキャラクターの場合は、たどたどしい走り方であったり、太っているキャラクターの場合は、動きが遅くなったりと、動きによって与える効果や印象はかなり強いです。
そんな、キャラクター性を印象付ける、重要な要素を作っているのが、モーションデザイナーになります。

「モーションデザイナー」の仕事内容

出来上がった企画を、キャラクターに表現することが役割になります。
そのため、画面を見る→操作をする、という事の繰り返しの作業です。
ゲーム中、リアルタイムムービーでのキャラクターの演技は、9割がモーションキャプチャになり、1割がつなぎとなります。
そのため、ゲームの面白さは、キャラクターに動きをつける、モーションデザイナーが大きな要素を握っていると言っても過言ではありません。
ただし、モーションキャプチャのデータはそのまま利用できる部分は、ほとんどありません。
細かい部分のつなぎは、最終的にデザイナーが手修正で調整します。

「モーションデザイナー」の需要

時代が進むにつれ、グラフィックスがリアルになってきています。
それと共に、キャラクターの表情も豊かになり、より動きの精度が求められるようになりました。
表情やコンセプトだけでは伝わらない部分も、動きをつけることで明確に伝えることができます。
出来上がった企画案は、文章やイラストだったりします。
それを、いかにイメージを膨らませて、画面上に落とし込めるかが、重要課題になります。

「モーションデザイナー」の将来性

新しいゲームを作るには、かかせない職種になります。
ですが、モーションデザイナーを希望している人は、ゲーム業界の中でも、極めて少数です。
広い市場に対し、希望者が少ないため、比較的就きやすく、将来も安定していると言えるでしょう。

「モーションデザイナー」の年収

デザイナーというと、全体的に給料が低いイメージがありますが、全てがそうではありません。
モーションデザイナーに限らず、デザイナーは完全に実力主義のため、フリーランスで働く人の中には、年収が1,000万円を超えるデザイナーも数多くいます。
一般的な年収は、300万円〜600万円と、かなり幅がありますが、1番多い層は3.400万円のラインになります。

企業が求める人物像

ゲームの場合、キャラクター性が重要になります。
そのため、デザイナーなどと打ち合わせをする機会は多くあります。
自分のアイディアを、より明確に伝えるための、コミュニケーション能力が必要となります。
また、決まったデザイン案通りに作るのではなく、制作の目的や方法を自身で考えて、作成していく力も必要です。
アイディアを膨らまし、固定概念に囚われないような、新しいことに挑戦できるような姿勢を持った人物が、求められる人物像と言えるでしょう。

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