転職エージェントに紹介された案件を上手に断る方法。基本は「はっきり丁寧に」

■エージェントから希望に沿わぬ案件を紹介された際の葛藤
転職エージェントは自分の代わりに新しい職場を探してくれる心強い味方です。
それだけに、自分の希望と合致しない案件を紹介された場合は困ってしまいます。
あまり無下に断って相手の気分を害してしまっては、
これからの職探しにも悪影響がでる可能性があるからです。
とは言っても、希望に沿わないものをしぶしぶ承諾しても後悔を残すことになります。
たとえ自分の希望とは違っていても、
そこに別の価値を見出したのであれば応募してみるのもよいでしょうが、
そうでなければきちんと断った方がよいでしょう。
ただ、断り方についてはいくつか気をつけるべき点があります。
■エージェントが希望に沿わない案件を紹介するはなぜか
そもそもなぜ、エージェントが希望に沿わない案件を紹介するのかという問題に対しては、
いくつかの理由が考えられます。
ひとつは、担当者のヒアリング不足でこちらの希望を正確に理解していなかった場合です。
この時はこちらの希望をもう一度噛み砕いて説明する必要があります。
次に、希望と完全に一致する案件がなくてなるべく近い案件を紹介してきた場合です。
そういった時には、こちらからもどの範囲までであれば許容できるかという妥協案を提示することが大切です。
そうしないと担当者も動きがとれなくて困ってしまいます。
最後は、こちらの希望に近いものすらなくて担当者の独自の判断で案件を選んだケースです。
こうした場合は、条件についてもう一度考え直す旨を担当者に伝えなければなりません。
■大事なのははっきりとした態度と丁寧な姿勢と感謝の言葉
案件を断る時に大事なのははっきりとした態度と丁寧な姿勢です。
こちらが迷っていても担当者は次の行動に移れませんから優柔不断な態度は禁物です。
その上で、断った理由をはっきりと述べ、担当者がなるべく無駄足を踏まないよう、
前述したように希望案件に関する認識をすり合わせておく必要があります。
もちろん、断る際には感謝の言葉を述べることを忘れてはいけません。
担当者も一生懸命になって紹介案件を探してくれているわけですから、
あまりそっけない態度をとられては良い感情を持たないでしょう。
そうなると、その後の関係にも悪影響がでてきます。
手間をかけて探してくれたことに対する感謝の言葉ははっきりと述べるようにしましょう。

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