その情報本当に魅力的?求人サイトの情報を鵜呑みにしてはいけない理由

■求人サイトでの中でもひと際魅力的な求人広告の存在
求人サイトは新しい仕事を探す上で非常に便利な存在です。
自宅にいながら数多くの求人広告をチェックすることができ、
気軽に転職先の候補を選んでいくことができます。
そしてその中にはひと際魅力的な文言で応募を呼び掛けている広告があるはずです。
それは明らかに他の広告より存在感に秀で、広告としてのクオリティも高く、
ここに応募せずしてどこを選ぶのかといった顔で鎮座しています。
確かに魅力的な広告ですが、
果たしてそこに書かれている内容を鵜呑みにしてもよいものでしょうか。
それを判断するためには、
まずそうした広告が作られる背景を知らなくてはなりません。
■魅力的な求人広告の裏に潜むからくり
求人サイトは、企業から求人広告の掲載費をもらうことで収益をあげています。
したがって掲載費をたくさん払ってくれる企業は上客であるわけです。
ところがそれだけお金をかけているのに全く応募がなければ、
掲載効果がないと判断してその企業は広告を掲載することをやめてしまうでしょう。
そうなっては求人サイト側にとって大きな損失です。
そこで金払いのよい企業に対してはスタッフの英知を結集し、
予算をかけて魅力的な広告を作り上げるわけです。
その結果、その企業への応募数が増えれば、
企業側は広告の効果があったと喜び、求人サイト側も貴重な上客を失わずにすみます。
したがって魅力的な求人広告というのは、
その企業の素晴らしさを表しているのではなく、
求人サイトに払ったお金の額を反映しているにすぎません。
■求人広告は鵜呑みにせずに書かれていないことを調べることが重要
そして魅力的な広告にはもうひとつの効果があります。
そうした広告を数多く揃えれば、当然、アクセス数は増えていくはずです。
そうするとそれを見た企業はここなら宣伝効果も高いだろうと考えて掲載を希望するようになります。
そういった企業が増えると広告掲載料も増え、求人サイトの収益も増加していくわけです。
ただし、実際に魅力的な求人などそうそうあるわけがないので、
先の例のように魅力的に見える広告を作ってアクセスを増やしていきます。
ここで肝になるのは、
いくら魅力的な広告を作るためとはいっても嘘を書いては詐欺になってしまうということです。
それではどうするかというと、
求人サイトは企業側にアドバイスをして魅力的な情報のみを提供してもらいます。
良いところは強調して、都合の悪いことは書かないという手法です。
したがって、求人サイトを利用する際は、
書かれている内容に関しては嘘にならない程度に盛っていることを考慮に入れつつ、
書かれていないことに関しては自分で調べるという工程が大切と言えます。

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