なぜ企業は不採用者に理由を教えてくれないのか?転職エージェント経由で解決する方法

■できるならば知っておきたい不採用の理由
自分の希望に見合った転職先を見つけたとしても、
必ずしもその企業が採用してくれるわけではありません。
不採用通知を受け取ったならば縁がなかったと諦めるしかないのですが、
ただ、不採用の理由について教えてくれないことについては不満に思っている人も多いのではないでしょうか。
なぜなら採用されなかった理由に心当たりがなければ、
今後どう努力すればいいのか分からなくなってしまうからです。
仮に、心当たりがあってもそれが見当外れであれば、無駄な努力を重ねることになります。
面接などは、学校の入学試験のように明確な点数がでるわけではないので、
不採用理由は知っておきたいというのは、
就職活動を行っている者にとっては至極当然の気持ちであると言えるでしょう。
■不採用の理由を教えたくない企業側の事情
しかし一方で企業側に立って考えてみれば、
不採用理由を通知しないのはもっともだと思えるようになります。
まず何より手間が大変なのです。
基本的に不採用者は採用者の何倍もいます。
極端な場合だと採用者ひとりに対して不採用者が100人いる場合も考えられるのです。
その全員に不採用理由を伝えていたのでは、
無駄に工数を重ねるだけで得るものは何もないでしょう。
中には自分だけに教えてほしいという人もいますが、それは絶対にしてはいけません。
なぜなら今はネット全盛の時代で、万
が一不採用理由を通知したということが全国に知れ渡れば、
不採用者全員に通知しなくてはならなくなるからです。
■転職エージェントなら理由を聞き出してくれる可能性も
しかし不採用理由を知る方法がないわけではありません。
転職エージェントに尋ねれば理由を聞き出してくれる可能性はあります。
なぜなら転職エージェントは企業に人材を紹介して、
その人材が採用された時に成功報酬を貰っているからです。
もし不採用になれば報酬は貰えない上に、エージェントとしての評価も下がってしまいます。
次の機会にはそれを挽回する必要があり、そのために不採用理由を企業から聞き出す場合があるのです。
企業側としても良い人材を紹介してもらいたいのでエージェントにはその理由を伝えることになります。
また、エージェントを通じて不採用理由が本人に伝わった場合でも、
企業が直接本人に伝えたわけではないので、不採用者全員に通知なければならないというリスクを回避できるわけです。
したがって、不採用になった時にその理由が知りたいと思うのであれば、
日頃からエージェントと良い関係を築いておくことが一番だと言えるでしょう。

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