■ それぞれの役割
ゲームデザイナーはゲームソフトのキャラクターやその場面など、
ゲームに必要なさまざまなものをデザイン・制作します。
CGデザイナーはコンピューターを駆使して、グラフィックスを制作します。
そして、キャラクターデザインはそのゲームに登場するキャラクターの見た目や服装を考えます。
■ 仕事内容
1つのゲームで説明するとゲームデザイナーは、
キャラクターの家・キャラクターの生い立ち、シチュエーションなどのイメージの映像(画)を考えていきます。
そしてその土台を元に、CGデザイナーが実際にゲームを動かす際に必要な動き、
ゲームの重要なシーンに関するアニメーションを専用のCG作成ソフトを用いて、2D・3DCGを制作し、動きをつけていきます。
そしてキャラクターデザイナーが、キャラクターのコンセプト案を元に、
実際に1人の物語に登場する人物として作り上げていきます。
この3つの仕事が協力をすることでゲームの世界感が完成していくのです。
■ 需要
この3つの職種については需要が多くあります。
というのも取り組む仕事の1つ1つがハードで、
人の入れ替わりが激しい業界でもあるため、慢性的に人手不足となっております。
また、ゲーム業界だけでなく、
アニメ、映画・映像系の制作会社でも仕事がある状況なので、
ゲームだけにとらわれなく活動をする方が色々な仕事と出会えるようになっています。
■ 将来性
慢性的な人手不足であることと幅広い分野で、
応用が利くこれらの職業は色々な道で自分の力を発揮出来ると言えるのではないでしょうか。
実際、CGデザイナーにはパチンコ業界からも求人が出ていると言われているほど、
多種多様な業界がこれらの人の能力を欲しているという現状もあります。
■ 年収
これら3つの職業の年収平均は300~400万と、
web業界においてやや低収入であると言えるかもしれません。
しかし、過去に名作ゲームのデザインに携わることや、
人気キャラクターデザイナーになれば自然と仕事が多くなるため、
フリーで1000万円以上稼ぐことも難しいことではないということも、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。
■ 求められる人物
デザインをただひたすら作りたいという人は、映像系の仕事では向かないとされています。
1つのプロジェクトをチーム一丸となって作り上げるということがゲームを作る上での基本となるので、
どちらかといえば、コミュニケーションが取れて建設的な対話が出来る人が、
ゲームデザイナーの職種に向いているのではないでしょうか。