安定思考の転職に落とし穴!大手企業でも安心できない理由。

大手に転職

大手に転職をしたいと思った理由は何ですか?
やはり、圧倒的な安定感でしょう。
ベンチャーやフリーランスでは残業代・ボーナスは見込めません。
更にフリーランスの場合は体が主本になるため、体調が悪く働けない日が続けば、収入はなくなってしまいます。大手の場合、そのような心配はなく、恵まれた環境で自身のスキルアップまで望めるという好環境で働くことができます。
しかし、大手企業に転職後に不満を抱えている人も多々います。
好環境と呼ばれる大手にいながら、安心できない理由とはどのようなものがあるのでしょうか?

吸収合併がもたらす負のサイクル

吸収合併

転職した企業が吸収合併されることになった!
そうなると吸収する側の会社に全てを統合し、吸収される側の会社はきれいサッパリと姿を消すことになります。
もし、吸収される側の会社にいたとすれば…
役職のついた立場であれば、吸収後のポストにはあまり期待ができません。
ある程度の配慮はしてくれるかもしれませんが、会社の方針は吸収した側の会社のものが残るため、もはや新人同然なのです。
吸収合併後、給料が減ってしまった!なんてこともあるかもしれません…
更には、各企業が使っていたシステム統合に手間、コストの負担がかかります。
せっかく転職して入社先のシステムになれ始めていた矢先の合併となれば、また一から覚え直すことになります。
吸収合併の予感を見極めるには、売り上げに対する利益率を見て、判断する必要があります。

突然やってくる転勤辞令の恐怖

転職辞令

大手企業だからこそ、支社・子会社が存在します。
そこで、急遽突きつけられる転職辞令…
子供が出来、マイホームを購入したばかりの時に転勤辞令がきたらどうしますか?
転勤により年収は弾むかもしれませんが、家族と離れて働くことに意味を見いだすことができますか?
給料が今の倍になる、自分のやりたい仕事を任せてもらえる、などそこにメリットを見つけることができる人は別かもしれませんが、家族のために働いているにも関わらず、1人で生活をし働く環境に幸福を感じることは中々難しいのではないでしょうか。

個のパワーが埋もれてしまう

個の評価ではなく会社の評価

大手企業ではルールが多く存在します。
個人の能力が飛び抜けていても、昇級や収入に直結することはごく僅かしかありません。
個人のパワーは組織で培われたものとされ、組織に吸収され、あなた個人の評価としてではなく、組織・会社の評価となります。
やりがいはありますが、個の評価をしてもらえないことへ歯痒さを感じてしまうのではないでしょうか。
また、給与の決定権を持っている経営陣の存在が遠く、社員一人一人を見ていられないため、実績に対する正当な評価は望めないかもしれません。

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